我が子は現在3歳男児ですが、赤ちゃんの頃から泣いてばかりの子でした。
最初は
黄昏泣きかな?
3の倍数の週・月齢だからかな?
など言い伝えを自分に言い聞かせていましたが、
どの月もずっと泣いてる・・・
育児の何が楽しいの?
赤ちゃんがかわいいって何?
というところまで思い詰めていきました。
そこから今日までどのように乗り越えてきたか、お話ししたいと思います。
時系列でグラフにしてみたよ!
育てやすかった新生児期
新生児期はほとんど泣かない、授乳も上手、そこそこ寝てくれる子でした。正確には泣いても、授乳・おむつ替え・寝かしつけさえすればすぐ泣き止み寝てくれる、育てやすい子でした。
泣いてばかりの日々の始まり
その時はもちろん気付けませんでしたが、今となっていくつか心当たりがあります。
<原因1>授乳量が急激に減少、満腹感が得られなかった?
・赤ちゃんの鼻づまり→授乳が苦しくなった?→授乳嫌いに?
2ヶ月を過ぎたころ、初めて風邪らしい症状があり、それが鼻詰まりです。鼻が詰まっているため、授乳時によくむせていました。
・母乳の出が良すぎた→むせることが多く苦しかった?→授乳嫌いに?
何が気に入らなかったのか本人しかわかりませんが、授乳量が激減し、おそらく満腹感が持続しなかったことが考えられます。
焦った私は小児科・母乳外来に何度も相談に行きましたが、どこに行っても原因がわからず。
もちろん哺乳瓶でミルクも挑戦しましたが、泣きわめくばかりで一滴も飲みませんでした。
<原因2>歯が生えて痛かった?
外国では歯が生えると痛いのでグズリよく泣くと言われている圏があるそうです。
我が子は4ヶ月頃から下前歯2本顔を出し始めました。個人差がありますが、我が子は早いほうだと思いますので、他の赤ちゃんがご機嫌に過ごす中、泣いてばかりだったのはこれもあったのかなあと考えられます。
<原因3>そういう性格だった?
困ったらこれしかないですよね。ただよく泣く子だった。それだけ。
でもこれは過去になって気付けることであって、現在進行形ではわかりません。といいますか、不安であらゆる他の原因を想定しますので、性格だからしょうがないでは済ませられませんでした。
泣き続ける原因を探す日々
4か月過ぎたころから泣き過ぎて声が枯れてハスキーボイスで泣いてました。
・声が枯れているが大丈夫ですか?と小児科へ
・中耳炎で耳が痛いのでは?と耳鼻科へ
・母乳が足りてないのでは?と母乳外来へ
・お腹が痛いのでは?と小児科へ
・おしりが痛いのでは?と小児科へ
・厚着にしたり薄着にしたり調整
・抱っこの仕方が間違っているのでは?と母乳外来へ
・とりあえずどっか痛いのではないかと毎日異常がないか探す
ここまで手を尽くしても、泣いている理由がわからないまま時が過ぎていきました。
どのくらい泣いていたのか
赤ちゃんは泣くのが仕事、なんて言葉あるくらいなので大袈裟過ぎと思った方もいるでしょう。
そして実際誰かに現状を相談しても伝わっている気がしませんでした。
<我が子の泣きのレベル>
- 授乳し終わって5分で泣きだす
- 抱っこしても反り返って泣く(縦抱き、横抱き、背中が丸くなるようお腹辺りで抱っこもすべて反り返ってギャン泣き)
- メリー、ガン無視でギャン泣き
- ひどい日は寝てる時間・授乳時以外、泣いていない時間20分間だった
- 私入浴中、パパが見てる間終始ギャン泣き期間7ヶ月
- 初孫なのに泣かれ過ぎてトラウマになり両家祖父祖母全員抱っこ断る
- 実家滞在時、私入浴中、パパ&祖母であやすもギャン泣きで部屋中転げまわる
- インフルエンザの予防接種時、病院に入る前からギャン泣き汗だくで熱が高くて受けれず。上着脱がして外でクールダウンしながら検温してやっと接種。
- Eテレコンサート、最初から最後までギャン泣きのためロビーのホール内映像テレビで鑑賞
- 産後ヨガ回数券、終始泣いて抱っこ(しててもギャン泣き)で参加できず2回で返金
- 2度ほど地域の赤ちゃん会に参加するも終始ギャン泣きでスキンシップ遊びの輪にすら入れず二度と行かなかった(みんなで昼食タイムも私たちだけ輪の外で入れず)
- 祖母から「こんなに泣く子はじめて・・・」と呟かれた
- 病院の待合室で他の赤ちゃん連れのママに「こんなに泣く子はじめてみました・・・」と呟かれた
- ベビーカー1歳過ぎるまでギャン泣き
- チャイルドシート起きている間ギャン泣き
こう書いても赤ちゃんってそんなものじゃない?と感じてる方も多いでしょう。
では違いは何か?
決して泣き止まない
ことです。
コンサートだったら大多数の子がびっくりして泣きだします。
ふつうです。
けれどそのうち多数の子が途中で泣き止むんですよね。これはコンサートに参加して実感しました。
病院も同じく、多数の子が匂いや雰囲気で泣きだしたりします。
ふつうです。
けれどそのうち多数の子が絵本を読んだりあやしたり抱っこしたりすると泣き止みます。
ベビーカーも赤ちゃんだったら特に泣き疲れて寝たりしますよね。
我が子は決して泣き止まない。
唯一の解決策はその場所を去ることでした。
外に出ると泣き止むことが多かったです。
室内・大勢という条件が特に苦手だったように思います。
母親のメンタルがいよいよ崩壊寸前
もともと出産直後から我が子を「愛しい」と感じることが出来なかった私。
責任感だけで必死に育てていましたが、ニコリとも笑わず、泣いてばかりで一緒に遊ぶことも出かけることも出来ない・・・。
さらに友達がいない
泣いてる原因がわからない
どこか具合が悪いのでは?でも病院にも行った
母乳が足りない?でも母乳外来にも行った
体重が毎月100~200g単位でしか増えない不安
飲まない
笑わない
大きくならない
私が悪いの?
私が嫌いなの?
私が母親でなければもっとご機嫌に過ごしていたの?
最悪の状況も想像しました。
けれどこの子が大きくなった時、自分のせいで母親がいなくなったと知った時を考えると
そんな重い荷物を背負わすにはいかない!
と泣きながら踏ん張りました。
小さな転機~離乳食開始~
本人が一向に授乳に興味を示さないので(授乳時間2分とかでやめてしまう)、小児科の栄養外来で相談し、月齢5ヶ月に入ってすぐに離乳食を始めることにしました。
驚くほどなんでもすんなり口に入れ飲み込む我が子。
忘れもしないあの日。
月齢6ヶ月過ぎたころ、
初めて午後から泣かなかった!!(午後だけかよっ)
という日がやってきました。
嬉しくて夫にもLINEしました。
(喜んだのもつかの間、残念なことにこの辺りから夜泣きが始まりました・・・)
大きな転機~地域子育て支援センターにて~
月齢9ヶ月、あんなに二度と行くものかと諦めていた赤ちゃん会に参加することにしました。
理由は、認可保育園の施設でベテラン保育士さんが対応してくれるとのことだったので、相談したいと思いバスに乗って出かけました。
当日は案の定、終始泣いて終わり。他の子が保育士さんが読む絵本に夢中になったり、ママと一緒に歌いながらスキンシップしてる中、私はギャン泣きしてる我が子を抱っこして隅に居ました。
ここまではいつものパターン。
しかし!!
この日は、ベテラン保育士さんが気付いてくれてずっと傍にいてくれたんです!窓を開けてくれて、子供に気分転換させてくれたり、泣いてるのも構わず話しかけてくれたり。
その後「交流保育にたまたま空きがあるから参加してみて!」と明るく誘って下さり、月1回いつも同じ保育士さんが担当、同じ月齢のクラスの保育に親同伴で給食後までのカリキュラム。その後保育士さんとグループ面談。育児の悩みを相談できました。
それから月ごとに我が子に目に見えて変化が。
1歳過ぎたころの日記には「ギャン泣きせず輪に入れた。初めて目立たなかった」と書いてありました。
泣く時間が徐々に減り、車のカートに楽しく乗ったり手をつないで歩いたり・・・
室内で親子で笑顔で過ごせる日がやっときたのです。
この経験で我が子の泣かないツボがやっと見えました。
- 他の子に比べて食いしん坊。食べるの大好き。食べ物あるところなら泣かない
- おもちゃがあるところは楽しい場所と認識している
この辺りから、家でも機嫌が良い時間がちらほらみられるようになりました。
3歳になった現在の我が子
相変わらず「今のどこで泣くの!?」というタイミングで急に泣きだす泣き虫くんではありますが・・・
・人見知りまったくしない
どこへ行っても誰に会ってもニコリともせずギャン泣きしていた子が、今は電車で隣の席に座ってる人に笑顔でガンガン話しかけます。
・託児・保育施設転園を繰り返しても動じない
どこに預けても楽しんで帰ってきます。親を恋しがって日中泣きましたという連絡帳は一度ももらっていません。
・転んでも滅多に泣かない
転んで泣き声が聞こえた時はたいてい血が出てます。転んでびっくりして泣くということは無いです。トレーニングバイクで転んで落ちて横に一回転してもそのまますぐ起き上がって自分でまた起こして乗ってます。
集団検診で発達・身体面ひっかかることも大きな病気怪我をすることもなく、現在まで成長しています。
アドバイス
まずは泣き止ますことができない自分を責めることをやめましょう!
よく泣く赤ちゃんを育てている方、現在とても苦しいですよね。
私もインターネットで検索して同じような相談を見つけてはアドバイスを見てましたが、よく「大変なのは今だけだから頑張って!」と見かけました。
正論です。
しかしダークサイドにいた私は「大変な今をどうにかしたいんじゃ~!」とスマホ投げ飛ばしました(笑)
ここで少し心が軽くなるツイートをご紹介します。
子供と向き合っててあーまじ、あーまじ無理ってなる時ある。カレーどんなに美味くたって四六時中口に突っ込まれたらツラいわけ。ツライもんはツライ。まあでも頑張ろうねって話#育児漫画 #エッセイ漫画 #育児ノイローゼ #育児あるある pic.twitter.com/OCTj6BjkAo
— 描き子 (@kaqico) July 18, 2019
いや本当さ、赤ちゃん泣く泣くって言ってる奴ら。
しっかりお世話してみ?
ちゃんとあやしてみ?
オムツだってちゃんと変えてってみ?
そうやってちゃんと大事にお世話してってさ、家事も含めて赤ちゃんに丁寧に負担かけないように。
そうやって出来るだけ大事にしてみろよ。泣くから。関係ないから。— Nikov (@NyoVh7fiap) October 25, 2018
限界を感じたら時間を決めて自分が別部屋に避難!
もちろん理想は「泣いている我が子を抱っこして、抱きしめて笑顔であやしてあげる」でしょう。
しかし母親とて人間です。限界があります。
要は我が子を傷つけてしまうくらいなら自分が別の部屋へ避難する、という消去法です。
必ず安全性を確保した部屋に置いて出ます。
私は自分の中で時間を決めて、切り替えて抱きしめに戻っています。
一時保育を利用する!
専業主婦の方は特に使用するのに躊躇してしまいますよね。
けれど今無理して今後長い間育児に支障が出るのと、今少し休息の得て今後育児がスムーズにいくのだったら
前者をおすすめします。私は継続的に今も利用しています。
母乳の方はミルクも考える!
人に預けやすくなり、人に授乳を任せている間赤ちゃんと離れられます。私も助産師さんから三つ子も育てられる母乳量と言われたくらいよく出ていましたが、ミルクと母乳の混合にしました。
哺乳瓶では飲みませんでしたが、ストローを練習させてマグマグでミルク飲ませたところニコニコ飲み始めました。
おんぶ紐を使う!
私はおんぶもっこというおんぶ紐を購入しました。兵児帯という講習会も参加しました。
あくまで我が子の場合ですが、おんぶもっこはギャン泣きでなかなか寝付かない時の最終兵器でした。
必ず寝てくれました。(寝ない時はオムツが汚れてました)
抱っこひもをおんぶに使うのもありですが、布団に寝かしつけた時引き抜きづらくないですか?
この二つはすべて布でできているので、布団におろしたら引き抜く作業が無いのでそのまま寝かせられて楽でした。
育児のプロに相談する!
私は人と話して気分が晴れるタイプではありませんでした。
むしろ伝わらないもどかしさと泣いてる我が子をあやすのに必死で話に集中できないストレスが溜まっていきました。
しかし、保育園の保育士さんに相談できたことで、心のよりどころが出来ました。
私の出会えた保育士さんは、長年の経験と現在の保育の知識を兼ね備えていて、その方からのアドバイスはとても信頼できました。
否定の言葉や精神論を説くこともなく具体的な解決策を提案し、ひたすら疲れた心に寄り添って下さいました。
最後に
泣き止ませる解決策はもちろん欲しかったですが、
泣いてばかりの赤ちゃんの育児って本当につらい
という気持ちを誰かにわかってもらいたかったです。
誰かに
そんなに泣くなんて毎日大変でしょ?
と言ってほしかった。
「わかるわかるうちもよく泣くよ~」と言われるのがイライラしました。(この頃心荒んでましたからね・・・)
むしろ「うちの子あまり泣かないから大変さがわからない」と言われたほうがよっぽど嬉しかったです。
「うちの子もよく泣くけどつらくない」は完全に心のシャッター閉めます…
辛い日々を日記に綴るのもおすすめです。短くてもいいのです。
あとで読み返した時、自分がこの頃どれだけ頑張っていたかの証になります。
自分で自分を褒められる日が来ます。
このサイトに辿り着いたパパママ方、毎日本当にお疲れ様です。
すでに十分頑張っています。
頼れるものに頼り、甘えられる人には甘えて育児を楽にしてくださいね