【体験談】保育園と幼稚園、どちらにしよう?~在宅ワークの私の場合~

園庭の写真 子育て

働くママパパたちにとって、子どもを預ける施設の選択肢はとても多くて迷ってしまいますよね。

保育園・認定こども園・幼稚園・・・

それぞれの施設の特徴や制度・申請方法は、本当にややこし過ぎるのでまた後日に改めて記事にするとしまして・・・

その中でも、保育園幼稚園を利用してみて感じたメリット・デメリットについて記事にしたいと思います。

過ごし方や準備品など、少しでもイメージする為の情報の足しになれば嬉しいです。

スポンサーリンク

通わせていた施設

スポンサーリンク

保育園は認可外も預けていましたが、そこは一時預かり中心の保育園でしたので、認可保育園で通園していた施設と比較してみました。

保育園

認可保育園(2歳児) 週2回 8:30-16:30

幼稚園

私立幼稚園(年少児) 週5回 8:15-14:16 都度予約にて預かり保育利用 14:00-18:30

我が家の自治体には公立幼稚園はなく、私立のみです。

保育園は短時間利用でしたのでこの枠でしたが、標準時間利用出来る方は

7:30-18:30でした。

費用

無償化に伴い、かかる費用はそう大差が無くなった、と思っていたのですが・・・保育料以外にかかる費用が圧倒的にかかったのが私立幼稚園!正確には、入園に伴う出費がありました。

それぞれお互いに無い出費を抜き出してみました。

保育園

特になし。

園により布団レンタル代(¥1,000~4,000程度/月)が発生するところもあるようです。

幼稚園

  • 入園金¥120,000
  • 考査料¥5,000
  • 制服等¥38,000 ※我が家が利用した保育園は私服
  • バス代¥40,000
  • 冷暖房維持費¥6,000
  • 保育料無償化範囲外の教育費¥22,000

教材費は認可保育園でも発生するところが多いかと思いますが、大体¥1,000/月前後のところが多い印象です。一方我が家の幼稚園は¥2,000/月ですので、年間だと1万円以上差が出る計算です。

給食保育園では毎日幼稚園では週3日です。我が家の通園可能圏内では、全日給食の幼稚園はありませんでした。

他の私立幼稚園とも比べてみましたが、我が家の選んだ園は高めです。4万円近く高かったです。だからといって特別目立った教育プログラムがあるわけでもなく、一般的な幼稚園です。(英語・お茶の授業、飼育小屋もありません)

自分で用意したもの

保育園 購入費:約¥8,000

  • 汚れた服を入れる用のエコバッグ
  • 上記の中に入れておくビニール袋
  • 着替えそれぞれ3セット(服上下・下着上下)
  • パジャマ
  • 歯ブラシ
  • コップ
  • 口拭きタオル

我が家は一時保育利用でしたので、お昼寝用にバスタオル2枚持参していましたが、通常利用してる子たちはシーツと掛け布団を持参していたようです。

手拭きタオルは使い捨てペーパータオル利用する園でしたので、不要でした。

室内は裸足です。

幼稚園 購入費:約¥4,000

  • 手提げバッグ
  • ナフキン
  • お弁当箱
  • スプーン・フォークセット
  • お弁当袋
  • 水筒
  • 体操服袋
  • コップ
  • 歯ブラシ
  • コップ袋
  • 手拭きタオル
  • ハンカチ
  • ティッシュ
  • ハンカチポーチ
  • 上履き
  • 名付け布

上履き袋は園指定なので制服と一緒に購入しています。

ほとんど100均で揃えました。お弁当箱・水筒は元々購入してありましたので購入額から除いています。

スポンサーリンク

労力

保育園

デメリット・・・洗濯物が多くなる、バス送迎無し、保護者会出番多め

幼稚園

デメリット・・・アイロン必要(ブラウス・ナフキン類)、身だしなみに気を遣う、名づけの指示が細かい、お弁当の日あり、欠席の連絡が連絡帳(誰かに預けるか、直接渡す)、預かり保育利用時はバス送迎無し

実際入園して気付いた手間がアイロン掛け!

元々アイロンを掛けるのが日課の方は「?」でしょうけれど、我が家では冠婚葬祭時に使用したハンカチの時くらいしか出番がなくずっと眠っていました・・・。

今ではだいぶ慣れましたが、最初はとても面倒で、ブラウスなんて2着しか購入していないので毎日洗濯すれば毎日アイロン掛けが必要に・・・。夜寝落ちして掛け忘れて慌てて朝掛ける、なんて日もあります。

お着替えは、小さいボタンをとめるのも、ズボンにシャツをしまうことも、最初はお手伝いしなくてはいけないので朝はぐったりです。1ヶ月くらいで自分で出来るようになりました。

保育園の時は着替えやすい動きやすい服を選んでますからね。着るものに関しては発想が逆ですね。

欠席の連絡についても入園してから知ったルールです。自分の子が休む時はもちろんですが、反対に託されることも多々あり、そのやり取りが手間です。帰りも連絡帳をポストに入れに行ってあげたりと助け合いが必要となってます。

保護者会については、幼稚園は役員の出番が多く大変と聞いている方が多いのではないでしょうか?

実際通わせて知ったのですが、保育園でも保護者の出番が多い園もありました!写真、お芋掘り、遠足、お楽しみ会等係盛り沢山でした。知人の保育園も、土曜日に保護者で集まって準備・・・ということもあったそうです。

そして、我が家の選んだ幼稚園はなんと保護者会無し!運動会とお遊戯会に有志で募るだけで、必ず(最低○回)何か手伝わなくてはいけない、というルールはありません

保護者会については、労力という点でみたのでデメリットとして扱いましたが、働いていても園と子どもの生活に多く関わりたい!という方はメリットになります。知り合いも増えますし、お芋掘り等お手伝いをしなければ参加できないイベントなんかも近くで子どもの笑顔が見れますしね!

子どもの様子

保育園

園に到着して、行ってくるねというタイミングで寂しがって離れないということが多かったです。

しかし、バイバイしてしまえば保育中泣いたり、ママパパを思い出して寂しがることは一度もなかったです。

お迎えに行くと、帰りたがらなくて説得するのが大変でした(笑)

幼稚園

園バスが大好きなので、バス到着時刻まで待つ間に早く幼稚園行きたい!と愚図り、待つよう説得するのが大変なくらい、張り切って行きます。初日から登園を渋ったことはありません。

ただし、預かり保育の教室へ移動する時に「寂しい」「ママがいい」と大泣きしたことがあります。今まで保育園で寂しがったという報告が一度もなかったので驚きました。理由について後で記述します。

お迎えは、園バス利用時は満面の笑みで駆け寄って帰ってきます。預かり保育利用時はすんなり自転車に乗るもののテンション低めです。

黄色のバスに乗っている園児

園での活動スケジュール

保育園

7:00~ 順次登園
8:30~ 自由遊び
9:00~ 朝の会
9:30~ 散歩、園庭遊び
11:00~昼食
12:30~お昼寝
15:00~ おやつ&自由遊び
16:30~順次降園

外遊びの時間は約3~4時間でした。室内遊びは登園してみんなが揃うまでの間だったり、月数回リトミックの時間を設けたりとその日によりました。

スモックを着た男児女児がいただきます

幼稚園

8:30~ 順次登園
9:30~ 自由遊び
10:00~朝の会、カリキュラム
12:00~昼食
13:00~自由遊び
13:30~ 帰りの会
14:00~預かり保育(室内)

外遊びの時間は約1時間でした。ちなみに降園時に園庭で遊ばせることも禁止されている園です。室内遊びやワークに毎日1時間半ほど設けていました。

特に認可保育園の場合、心身の健康的な発達を促すことに重視する観点から外遊びが多いです。幼稚園では教育を重視するので外遊び時間が少ないです。あと単純に保育時間が短いので外遊び時間が減りますよね。

2018年に改定された保育所保育指針では、幼稚園と同じ幼児教育施設と位置付けられたので、園が目標とする卒園までに育ってほしい資質や能力は、保育園も幼稚園も同じになりました。

ただし、その資質や能力を得るためのアプローチの仕方は、保育園・幼稚園の違いに限らずどの園でも違ってきますので、見学や説明会にてご家庭の方針に合っているか判断しましょう。

スポンサーリンク

保育園と預かり保育の保育内容の違い

お昼寝の有無

保育園の3歳児クラスではお昼寝を設けているところが多いと思いますが、預かり保育でほぼ設けていません。1時間ほどお昼寝しましたと言われたことがあったので、簡易的にそういうスペースを確保してくれるようですが、布団でしっかりお昼寝出来るわけではなかったです。

こどもたちが並んでお昼寝

メンバーの変化

クラス制の保育園の場合、登園から降園まで同じメンバーで活動するところが多いと思いますが、預かり保育ではメンバーが変わります。

前述した泣いた理由に繋がりますが、いつもと同じ教室・メンバーでやっと慣れてきたところに、他の子と離され慣れない場所と慣れない人たちに急に囲まれ不安になったようです。あとは大好きな園バスにいつものメンバーは乗って帰るのに自分だけ乗れない寂しさ・眠気・疲れもあったのではないでしょうか。

過ごし方(外遊び・室内遊び)

保育園では外遊びをして待っていてくれましたが、預かり保育では基本室内でした。塗り絵・折り紙・おもちゃ・テレビが主です。園選びの見学の際、外遊びをさせてもらえる園もありました。これは預かり保育が前日まで可能な予約制の為、保育者の数や預かり保育の利用者数が変動してしまうので、差が出てしまうのは園児の安全の観点から納得せざる負えません。一方保育園は保育者数・利用者数は基本一定なので、安全を確保した上での外遊びの環境が整っているからでしょう。

先生と園児が手をつないでいる

私立幼稚園に決めた理由

認定こども園は通園可能圏内にはない

車で30~40分かかり、車は夫が通勤に使用するので除外。

保育園の数が少ない

激戦区なのに、我が家の最寄り駅には保育園が2園しかありません。

徒歩圏内の保育園は1園で、一時保育で利用しようとしたら塩対応過ぎたので除外。

自転車通園圏内だと、歩道・自転車道ときちんと別れていないような狭い道で車の通りが多いことと、片道10分以上は雨の日を考えると除外したいので4園

第8希望まで保育園の希望が出せる中全落ちするような地区なので、第4希望までしかない上、優先順位ランクが最高ランクとれないとか、「無理でしょ・・・」という気持ちでした。

認可外保育園に関しては、我が家が通園可能圏内としている範囲にはありませんでした。

保育園激戦区

保育園に入れよう→激戦区の為、ランク制→在宅ワークの時点で最高ランクとれない→保育園待機の可能性大

スポンサーリンク

フルタイムで働く予定ではない

2号認定規定内の労働時間はもちろん働きますが、フルタイムだと例えば週休二日として単純に計算すると、8H/日×22日=176H/月働くことになります。

しかし2号認定自体は64H以上で認定されるので、4H/日×16日で良くなります。

「バリバリ働く気ないのに2号申請するの!?」とイラッとした方もいらしゃるかと思いますが、そもそも一時保育を利用して出来る範囲の仕事量にセーブしていたので、フルタイムの仕事量を確保する自信がまだありませんでした。張り切って保育園に申し込んで奇跡的に入れたとしても、認定取り消しなんて事態も考えられます。そうすると子どもが通い慣れた保育園を退園しなくてはならなくなり、無償化の恩恵を受けるため狭き門の年度途中入園可能な幼稚園を探すか、数万払って認可外保育園に預けるか・・・保育園はリスクが大きかったです。

仕事量の増減が激しい

職業柄、繁忙期と閑散期の差が激しいので正直毎日8時間保育園に預けなくても良い月が出て来てしまいます。子どもを休ませればルール違反ではないのですが・・・だったら、フルタイムで働きたいと待機しているご家庭に席を譲るべきと考えました。

そして閑散期でも預かり保育を利用しなければ、変わらず堂々と通い続けられる幼稚園が子どもにも親にとっても合っていると判断しました。

夫の休みが不定休

夫が休みだと、保育園は基本お休みさせなくてはなりませんが、幼稚園は登園します。その間夫婦でゆっくり過ごせます!我が家では、急ぎの仕事が無ければ夫が休みの日は私も仕事はお休みすると決めています。

まとめますと

  • 保育園を諦めた理由→激戦区&高ランクが取れない、フルタイムで働かなくてはならない
  • フルタイムで働かない理由→夫婦の時間を確保したい、仕事量が不安定

 まとめ

共働きのご家庭が選ぶべき保育・教育施設は

  • 保育園激戦区である場合はフルタイム(時短も含む)で労働時間が安定しているご家庭は保育園向き
  • 幼稚園の教育の部分も重視して子どもに与えたい方は認定こども園も視野に入れてみる
  • 幼稚園の預かり保育利用は上記2施設の利用が難しい場合の最後の候補で良い

が、我が家の結論です。

といいつつ・・・例えば、英語教育を行っていない幼稚園もあれば、力を入れている認可外保育園もあります。保護者会の無い幼稚園もあれば、保護者会の出番がとても多い認可保育園もあります。

結局は保育教育施設の種類ではなく、園が何に力を入れているか1園1園調べるしかありません。

ちなみに我が家【夫:不定休通勤有 妻:在宅ワーク】の理想は

認定こども園19条1号認定30条の4 2号認定預かり保育を利用する!

なぜなら・・・

  • 特に幼保連携型では保育士と幼稚園教諭どちらの知識もある保育教諭が配置される
  • 19条2号認定ではないので、上記認定条件を満たす範囲で仕事量に合わせて都度預かり保育を利用出来る
  • 完全給食がある
  • 元が幼稚園でバス通園がある場合、バスが利用できる(預かり保育利用しない時間)
  • 預かり保育利用時も保育園として利用する子と一緒にしっかり保育を受けられる

と言いましても、あくまで理想でして、すべての希望を叶えてくれる園を見つけられるのは奇跡に近いです。(現実は通園圏内に認定こども園すらありませんでした)結局私立幼稚園(の預かり保育利用)にしました。

今は預けられる時間だけみたら、保育園も幼稚園も大差無くなってきています。保育・教育のいいとこ取りをしようと認定こども園も少しずつ増えてきています。

保育園・幼稚園等形態にこだわらず、通える範囲の園はすべて候補に入れ実際見学に行き、説明を聞いて判断することが一番かなと思います。(来年度から認定こども園になる予定です、なんていうHPに載る前の情報が得られたりするかも)

この記事を読まれている皆様にも、仕事と育児が両立しやすい&子どもが健やかに成長出来る園に出会えることを祈っていますね笑顔の白猫の顔のイラスト

タイトルとURLをコピーしました